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【月詠みの母のコラム】節約に疲れた夜に|もう、頑張りすぎなくていいのですよ

切りつめることが、いつのまにか自分を責める道具になっていませんか

コラム連載
月詠みの母包容・安心夜そっと灯りをともすように、お金の不安をやわらげる母のような語り手。主な発信:Instagram・LINE ・ プロフィールを見る →

こんばんは。月詠みの母です。今日も、一日、よく頑張りましたね。……スーパーで、いちばん安いものに手を伸ばして。電気をこまめに消して、飲みたかったものを、我慢して。ほしかった服を、もう一度たたんで棚に戻して。おろしたてを買うより、ほつれを縫って、また着て。――あなたは、本当に、けんめいにやってきました。それなのに、どうしてでしょうね。頑張れば頑張るほど、心のどこかが、しくしくと痛くなってくる。「こんなに切りつめているのに、少しも楽にならない」「わたしは、いつまでこうしていればいいの」。今夜、母がお話ししたいのは、節約のコツではありません。まず、その、疲れきったあなたの心を、少しだけほぐしてあげたいのです。今夜はただ、母と一緒に、頑張りすぎた手を、ひざの上で休めましょうね。

この記事のポイント・節約を頑張りつづけて、心まで疲れてしまった夜のためのコラムです
・切りつめることが、いつのまにか自分を責める道具になっていないか、いっしょに見つめます
・「もっと我慢しなさい」ではなく、頑張りすぎた手をゆるめるための手紙です
・本コラムは娯楽・言い伝え・心の傾向を扱う読みものです。家計の具体的な判断は、必要に応じて専門家にご相談ください

月詠みの母包容・安心

だいじょうぶ。まず、ひとつだけ、肩の力を抜きましょうね。今夜は、あなたを叱る人も、値段の計算をせかす人も、ここにはいません。母がとなりに座って、ただ、あなたのこの数か月の頑張りを、ねぎらいたいだけなのです。答えは、出さなくていい。今夜はただ、疲れた手を、一度ひざの上で休めましょうね。

「安いほう」を選ぶたび、少しずつ削れていくもの

あなたは、覚えがあるでしょうか。スーパーのお肉の棚の前で、食べたいほうではなく、グラムの安いほうに、そっと手を伸ばす。カフェの前を通っても、「家で淹れればいい」と、通りすぎる。友だちからの誘いに、財布のなかを思い出して、「ごめん、今月ちょっと」と、笑ってことわる。――ひとつひとつは、小さな我慢です。たいしたことじゃない、と、あなたは自分に言い聞かせてきました。

でも、母は知っています。その小さな我慢は、一日に、いくつも、いくつも、積み重なるのですね。朝から夜まで、何十回と、あなたは「ほしい」より「我慢」を選びつづけている。そのたびに、ほんの少しずつ、心のやわらかいところが、けずられていく。夜になって、ふっと疲れが出るのは、そのけずられたところが、静けさのなかで、しくしくと痛みだすからなのですよ。あなたが疲れているのは、なまけているからではありません。むしろ、頑張りすぎるほど、頑張ってきたからなのです。まず、そこを、母と一緒に、認めてあげましょうね。

いつから、節約が「自分を責める道具」になったのでしょう

節約というのは、もともと、あなたと大切な暮らしを、守るためのものだったはずです。「この暮らしを、なんとか続けたい」「大事な人に、心配をかけたくない」。そのために、あなたは、賢く、けんめいに、やりくりを始めたのですよね。それは、とても立派で、やさしいことでした。

ところが、疲れがたまってくると、いつのまにか、その道具が、向きを変えてしまうことがあります。暮らしを守るための節約が、いつしか、自分を責めるための、むちのようなものに変わってしまう。「あのとき、あれを買ってしまった」「今日、あんなに使ってしまった」「わたしは、お金の使い方が下手だ」。――気づけば、節約という名のむちで、一日じゅう、自分の背中を打ちつづけている。そんな状態に、なっていませんか。

もし、思い当たるなら、どうか、これだけは覚えておいてください。お金を大切にすることと、自分を責めることは、まったくの別ものです。本当に上手なやりくりは、自分をいじめた先には、ありません。むちで追い立てられた心は、やがて動けなくなり、かえって、投げやりな買い物や、心の穴を埋めるための出費を、呼んでしまうものなのです。だから今夜は、まず、そのむちを、そっと床に置きましょうね。あなたは、罰を受けるために、節約してきたのではないのですから。

頑張っても楽にならないのは、あなたのせいではありません

あなたを、いちばん苦しめているのは、たぶん、この思いでしょう。「こんなに切りつめているのに、どうして、ちっとも楽にならないの」。毎日、あれだけ我慢して、あれだけ計算して、それでも、通帳の数字は、思うように増えていかない。――その、報われなさが、いちばん、心にこたえるのですよね。

でも、聞いてください。それは、あなたの努力が足りないからでは、けっしてありません。節約というのは、しょせん、出ていくお金を、少しずつせき止める作業です。もともとの水の量――つまり、暮らしにかかる大きな費用や、入ってくる収入そのもの――が、いまの時代、あなたひとりの我慢では、どうにもならないほど、重くなっている。それは、あなたのやりくりが下手なのではなく、ひとりの我慢だけでは、支えきれない大きさの問題だからなのですよ。

だから、「もっと頑張れば、もっと切りつめれば、楽になるはず」と、自分を追いこまないでください。すでにあなたは、じゅうぶんすぎるほど、せき止めてきました。これ以上、細い体で、大きな水をせき止めようとすれば、いつか、あなたのほうが、先に倒れてしまいます。今夜、母がお願いしたいのは、その逆です。頑張りを、もっと増やすのではなく、頑張りすぎた手を、いったんゆるめること。それが、今のあなたにいちばん必要な、大切な手当てなのですよ。

「使ってしまった」と責める夜は、まず、こう問い直しましょう

夜、ひとりで一日を振り返ると、「ああ、今日もあれを買ってしまった」と、後悔がこみあげてくることがありますね。そんな夜は、心のなかで、こう自分を責めていませんか。「わたしは、意志が弱い」「またお金を無駄にした」と。――でも、母と一緒に、ひとつだけ、問い直してみましょうね。

その買い物は、本当に、無駄だったのでしょうか。たとえば、疲れきった夜に、あたたかいお惣菜をひとつ買ったこと。頑張った自分に、小さな甘いものを、ひとつ許したこと。それは、これ以上あなたが倒れないための、必要な手当てだったのかもしれません。ずっと我慢しつづけた心が、ぷつんと切れてしまう前に、あなたの本能が、そっとブレーキをかけてくれた――そう見ることも、できるのですよ。

お金の使い方には、「浪費」と「浪費に見える、大切な手当て」があります。そのふたつを、いっしょくたにして、ぜんぶ「無駄づかい」と責めてしまうと、心は、逃げ場をなくしてしまいます。だから、責める前に、ひとつだけ問うてみてください。「これは、今日のわたしを、生かしてくれたお金だろうか」と。もし、少しでも、そうだと感じるなら、それは責めるお金ではなく、あなたを守ってくれたお金です。「ありがとう、おかげで今日を越えられたよ」と、その出費に、そっと言ってあげましょうね。

今夜、ひとつだけ、自分に“ゆるし”を渡してみましょうか

それでは、今夜、母と一緒に、ひとつだけ、してみましょうね。むずかしいことは、何もいりません。まず、ゆっくり、息を吐いてください。ふうっと、長く、口から。一日じゅう、値段を計算して、我慢をかさねて、こわばっていた肩を、その息といっしょに、そっと下ろしていきましょう。三回でいいのです。吐くたびに、少しずつ、力が抜けていくのを感じてください。

身体がゆるんだら、次に、あなたが今、いちばん我慢しているものを、ひとつだけ、思い浮かべてください。ずっと飲みたかった、あの一杯。ずっとほしかった、小さなあの品。会いたかった、あの人との時間。――そして、そのひとつに、「近いうちに、これだけは、自分にゆるしてあげよう」と、心のなかで決めてあげてください。ぜんぶの我慢を、やめなくていいのです。たったひとつだけ、いちばんあなたを笑顔にするものに、「これは、いいよ」と、ゆるしを渡す。それだけで、いいのですよ。

「そんな、たったひとつで、何が変わるの」と思うかもしれませんね。でも、思い出してください。あなたはこれまで、朝から晩まで、何十回も、「だめ」「我慢」「安いほう」と、自分に言いつづけてきました。心が疲れるのは、当たり前なのです。ならば今夜だけは、たったひとつでいいから、「これは、いいんだよ」と、自分にやさしい声をかけてあげましょう。我慢の道に、ひとつだけ、あかりを灯す。その小さなあかりが、明日また歩きだすための、あなたの心の燃料になるのですから。

本当のやりくりは、削ることより、守ることから

もし、少し心に余裕が出てきたなら――無理なら、しなくていいのですよ――ひとつ、母の知恵を、そっとお伝えしておきますね。上手なやりくりというのは、じつは、「これ以上、何を削ろうか」と考えることよりも、「これだけは、削らずに守ろう」と決めることから、うまく回りだすものなのです。

削ることばかりを考えていると、心は、どんどん、細く、寒くなっていきます。そうではなく、まず、「これは、わたしの心の灯りだから、守る」というものを、ひとつ、ふたつ、決めてあげる。お気に入りのお茶の時間でも、月に一度の小さなごほうびでも、いいのです。それを守ると決めたうえで、そのまわりの、なんとなく出ていくお金を、ゆっくり見直していく。――削るためではなく、大切なものを守るために、整える。そう向きを変えるだけで、やりくりは、自分をいじめる作業から、自分を大切にする作業へと、変わっていきます。

ここで大切なのは、今夜、答えを出そうとしないことです。夜の頭は、疲れていて、悪いほうへ悪いほうへと考えがちですから、細かい家計のことは、明るい朝の、しっかりしたあなたに、そっとまかせましょう。今夜のあなたの役目は、計算することではなく、頑張りすぎた心を、休ませてあげること。それが、いちばん確かな、明日への備えなのですよ。

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お金の巡りは、こわばった手より、ゆるんだ手に宿るといいます

むかしから、お金は「握りしめるほど逃げ、手をひらくほど巡る」といわれてきました。もちろん、これは言い伝えの範囲のお話で、我慢をやめれば、すぐにお金が増える、という単純なものではありません。それでも母は、この言葉のなかに、暮らしの確かな知恵がこもっていると感じています。

ぎゅっと拳を握って、こわばっているとき、わたしたちの心は、目先の「損したくない」でいっぱいになります。すると、視野がせまくなって、ほんとうは近くにあった良いご縁や、助けてくれる人の声に、気づけなくなってしまう。反対に、ふっと手のひらがゆるんだとき、「そういえば、あの人に相談してみようか」「こんな方法も、あったな」と、ふいに道が見えてくることがあるのです。お金の巡りは、あなたの手に、ほんの少しの余白があるほど、入ってきやすくなるのかもしれませんね。

だから、今夜あなたが、こわばった手をゆるめて、ひとつだけ自分にゆるしを渡すことは、けっして、なまけることではありません。それはむしろ、明日、良い巡りを受け取れる、やわらかな手に戻っていくための準備なのです。握りしめて、しびれてしまった手を、いったん、そっとひらいてあげましょう。ひらいた手のひらにこそ、明日、思いがけない気づきや、ちいさな幸運が、静かに舞い降りるのかもしれませんから。

朝が来たら、ほんの小さな灯りを、ひとつ

そして、疲れた夜を越えて、朝が来たら――どうか、ほんの小さな“前向きの灯り”を、ひとつだけ、暮らしにともしてあげてください。大げさなことは、何もいりません。我慢がつづく毎日は、どうしても、「今日も、切りつめなきゃ」という、うつむいた気持ちから始まってしまいます。だからこそ、朝いちばんに、ほんの小さな縁起でもいいから、心にひとつ、明るい灯りをともしてあげるのです。

金運の社では、生まれ年や誕生日から占う今日の金運を、毎朝そっとお届けしています。「今日は、この色を身につけてみようかな」――そんな小さな一語から一日を始めるだけで、我慢でこわばっていた朝の入り口が、少しだけ、上を向くものです。あるいは、今日のあなたに、ひとことお守りのような言葉がほしい朝には、今日のおみくじを、そっと引いてみてください。良いことが起きるかどうか、ではないのです。頑張りすぎたあなたが、自分にやさしくなるきっかけを、朝のうちに、そっと受け取っておく――そのための、小さな習慣なのですよ。

なぜ、あなたは「もっと我慢しなきゃ」と思ってしまうのか

とはいえ、「わかっていても、また明日も、自分を追いこんでしまう」という日は、きっとあるでしょう。人には、それぞれ、お金に対して、心が強く反応してしまう“くせ”があります。ある人は、使うこと自体に強い罪悪感をおぼえ、ある人は、人を頼れずにひとりで抱えこみ、ある人は、「もっと頑張らなきゃ」と、いつまでも自分にむちを打ってしまう。――くせが違えば、心をゆるめる方法も、変わってくるのですよ。

金運の社の金運タイプ診断は、あなたがお金に、どんな不安や意味をこめやすいか、その傾向を、やさしく映す鏡のようなものです。自分のくせが分かると、「ああ、だから私は、こんなに自分を責めてしまいやすかったのね」と、腑に落ちる瞬間が訪れます。責めるためではなく、いたわるために、自分を知る。「私が弱いんじゃなくて、こういう反応をしやすい人なんだ」と分かるだけで、次の夜、少しだけ、自分の手をゆるめてあげられるものです。それも、頑張りすぎをほどく、確かな一歩なのですよ。

明日のあなたへ――結びにかえて

ここまで読んでくれて、ありがとうね。よく、この手紙のところまで、たどり着いてくれました。今夜のあなたに、母から伝えたいことは、たったひとつです。もう、頑張りすぎなくていいのですよ。ぜんぶを我慢しなくていい。ひとつだけ、自分にゆるしを渡して、休んでいいのです。あなたはもう、じゅうぶん、切りつめてきました。じゅうぶん、我慢して、じゅうぶん、大切な暮らしを守ろうとしてきました。だから今夜は、その頑張りすぎた手を、ひざの上で、そっと休ませてあげましょうね。

あなたは、お金の使い方が下手だったのでは、ありません。ただ、大切なものを守ろうとして、心が、けんめいに、頑張りすぎていただけ。それに気づけた今夜のあなたは、もう昨日のあなたとは、少しちがいます。疲れは、今すぐには消えないかもしれません。でも、ひとつ息を吐くたび、ひとつ自分にゆるしを渡すたびに、あなたの心は、ちゃんと、あたたかいほうへと近づいています。あせらず、ひとつずつ。追いつめるのをやめて、そっと手をひらくあなたのもとへ、良い巡りが、少しずつ帰ってきますように。

このコラムは、これからも折にふれて、あなたの疲れた夜に、手紙を書きつづけますね。切りつめることに、心がくたびれてしまった夜には、いつでも、ここへ戻ってきてください。母は、いつでもここで、あなたの手が、少しずつ、やわらいでいくのを、月あかりの下で見守っています。――さあ、もう一度、ゆっくり息を吐いて。今日の頑張りは、今日でおしまい。どうか今夜は、あたたかくして、ゆっくりおやすみなさいね。また、次の手紙で。

※本コラムは、心の傾向や言い伝えをやさしく綴る読みものです。家計のやりくりや返済の具体的なご判断については、必要に応じて専門の窓口にご相談くださいね。

※本記事は占い・風水・古くからの言い伝えを、娯楽の範囲でご紹介するものです。記載の内容は効果や結果を保証するものではありません。宝くじ等の当選を保証するものではなく、ゲン担ぎ・縁起としてお楽しみください。暦(吉日)は流派・暦により差が出る場合があるため、実際の日付は最新の暦でご確認ください。健康・体調に関する判断は専門家にご相談ください。一部にプロモーション(PR)を含みます。