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【月詠みの母のコラム】将来のお金が不安で眠れないあなたへ

まだ来ていない明日を、今夜ぜんぶ背負わなくていいのですよ

コラム連載
月詠みの母包容・安心夜そっと灯りをともすように、お金の不安をやわらげる母のような語り手。主な発信:Instagram・LINE ・ プロフィールを見る →

こんばんは。月詠みの母です。今夜も、眠れずにいますか。……今日一日は、なんとか乗りきった。目の前のことは、まわっている。それなのに、布団に入って目を閉じると、遠くのほうから、じわりと、あの不安がやってくる。「この先、どうなるんだろう」「歳をとって、働けなくなったら」「あの人に、迷惑をかけないだろうか」――まだ、何も起きていない。それなのに、まだ来てもいない何十年ぶんの心配が、暗い天井いっぱいに広がって、胸のあたりが、すうっと冷たくなる。今夜、母がお話ししたいのは、老後の設計図でも、貯金の計算でもありません。まず、その、遠い未来へ飛んでいってしまったあなたの心を、今夜のこの部屋へ、そっと連れ戻してあげたいのです。今夜はただ、母と一緒に、まだ来ていない明日を、いったん下ろして、休みましょうね。

この記事のポイント・まだ来ていない将来のお金が不安で、眠れない夜のためのコラムです
・その不安は、あなたが先の暮らしまで大切に思っている証――まず、そこを認めます
・「今夜すべて解決」ではなく、まだ来ていない明日を、いったん下ろすための手紙です
・本コラムは娯楽・言い伝え・心の傾向を扱う読みものです。将来設計の具体的な判断は、必要に応じて専門家にご相談ください

月詠みの母包容・安心

だいじょうぶ。まず、ゆっくり息を吐きましょうね。今夜、答えを出す必要はありません。未来のことは、未来のあなたと一緒に考えればいいのです。今は、母がとなりに座っています。あなたはただ、この手紙を読みながら、少しずつ、遠い明日から、今夜のこの部屋へ、心を連れ戻してくればいい。それだけで、いいのですよ。

「今」は大丈夫なのに、なぜ、こんなに怖いのでしょう

あなたの不安には、ひとつ、ふしぎな特徴があります。それは、今、この瞬間に、困っているわけではないということです。今日のごはんは食べられた。今月の支払いも、なんとかなっている。それなのに、夜になると、まだ来てもいない未来のことで、胸が苦しくなる。「今は平気なのに、どうして、こんなに怖いんだろう」――あなたはきっと、自分でも、ふしぎに思っているでしょうね。

でも、それは、あなたがおかしいのでは、けっしてありません。人の心は、大切なものがあるほど、その大切なものを、遠い先まで守りたくなるようにできているのです。あなたが、まだ来ぬ未来を心配できるのは、あなたに、守りたい暮らしや、大切な人が、ちゃんとあるから。どうでもいい人生なら、先のことなんて、心配しません。今夜あなたが感じている、その先の見えない不安は、あなたが、自分の未来を、まだ会っていない何年も先の自分を、本気で大切に思っているという、なによりの証なのですよ。まず、そのやさしさを、母と一緒に、認めてあげましょうね。

未来の不安には、「終わり」がないから、こんなに苦しい

目の前の困りごとには、たいてい、輪郭があります。「今月の、この支払い」――大変でも、それには、はじまりと終わりがある。ところが、将来の不安には、その輪郭が、ないのですね。「この先、ずっと」「歳をとってから、いつまでも」。――だから、いくら考えても、考えても、終わりが来ない。どこまで用意すれば安心なのか、その“ゴール”が、どこにも見えないのです。

あなたが今夜、こんなに苦しいのは、この「終わりのない不安」を、ひと晩で終わらせようとしているからかもしれません。でも、考えてみてください。何十年ぶんもの、まだ形もない未来を、今夜のうちに、ぜんぶ安心できる形にする――そんなことは、どんなに賢い人にも、どんなにお金持ちの人にも、できないのです。それは、あなたの力が足りないからではなく、もともと、ひと晩で終わらせられる大きさの問題ではないから。だから、今夜、あなたがどれだけ考えても答えが出ないのは、当たり前のこと。あなたが無力なのではなく、問いの立て方が、少しだけ、大きすぎるだけなのですよ。

夜の頭は、まだ来ない未来を、いちばん黒く塗ります

もうひとつ、大切なことをお伝えしますね。あなたが今、頭のなかで見ている未来――それは、たぶん、実物よりもずっと暗く、ずっと悪いほうに、描かれてしまっています。なぜなら、夜という時間は、まだ来ぬ未来を、いちばん黒く塗りたがるからです。

昼の光のなかでは「まあ、そのときは、そのときで、なんとかするか」と思えたことが、夜、ひとりで布団のなかにいると、「働けなくなって、誰にも頼れず、ひとりぼっちで」と、まるで、それがもう決まった運命であるかのように、生々しく見えてくる。これは、あなたの想像力が悪いのではありません。疲れて、暗くて、静かなとき、人の頭は、いちばん悪い筋書きを、いちばんリアルに見せてくるのです。夜に浮かぶ「最悪の未来」は、たいてい、いくつもある可能性のうち、いちばん黒い一本を、勝手に選んで、大きく映し出しただけのもの。それが、そのまま現実になると決まったわけでは、まったくないのですよ。

だから、今夜、あなたが布団のなかで見ている、その暗い未来を、どうか信じすぎないでくださいね。それは、夜という色眼鏡がかけた、いちばん濃い影かもしれません。同じ未来のことでも、朝の光のなかで、明るい可能性もふくめて眺めれば、ずっと、いろんな道が見えてくるものです。だから今夜は、決めないでいい。未来を、今のうちに“結論”づけないでいいのです。まだ来ていない明日は、明るい朝の、しっかりしたあなたに、そっと預けておきましょうね。

「まだ来ていない何十年」を、今夜ぜんぶ背負っていませんか

眠れない夜のあなたの背中には、たいてい、とても大きな荷物が乗っています。今月の心配だけでなく、来年の心配、五年後、十年後、老いてからの心配――まだ、一日も、生きてもいない未来の何十年ぶんを、あなたは、今夜のこの一瞬に、まとめて背負おうとしているのですね。

でも、考えてみてください。まだ来ていない何十年ぶんの荷物を、いっぺんに背負って、その姿勢のまま、眠れるでしょうか。眠れませんよね。胸が苦しいのも、当たり前なのです。あなたは今、まだ存在してもいない未来の重さまで、今夜のこの体、ひとつで、支えようとしている。まず必要なのは、答えを出すことではなく、まだ来ていない明日を、いったん背中から下ろすことなのですよ。

未来は、逃げません。それは、一日ずつ、あなたのところへ、順番にやってきます。そして大切なことは――未来のあなたは、今のあなたより、少しだけ、経験も、力も、増えているということです。五年後の心配は、五年後の、少し賢くなったあなたが、五年後の状況を見ながら、一緒に考えればいい。今夜のあなたが、たったひとりで、丸腰で、その全部を引き受ける必要は、ないのです。母がいつも言うことを、もう一度。「今日できなかったことは、明日のあなたに預けておきましょうね」。未来の心配も、同じこと。まだ来ぬ明日は、そのときのあなたに、そっと手渡してあげていいのですよ。

今夜、心を「遠い未来」から「この部屋」へ、連れ戻しましょう

それでは、今夜、母と一緒に、ひとつだけ、してみましょうね。むずかしいことは、何もいりません。まず、ゆっくり、息を吐いてください。ふうっと、長く、口から。――そして、吐きながら、こう思ってみてください。「今、この瞬間、わたしは、あたたかい布団のなかにいる」と。遠い未来へ飛んでいってしまった心を、その一息で、そっと、この部屋へ、連れ戻すのです。

次に、あなたの五感を、ひとつずつ、今ここへ、戻してあげましょう。布団の、やわらかい感触。枕の、しずかな重さ。部屋の、かすかな物音。あなたの、静かな呼吸の音。――ひとつずつ、感じてみてください。不安は、いつも「まだ来ていない、遠いどこか」にあります。でも、あなたの体は、いつも「今、ここ」にしか、ありません。五感を、今ここへ戻すたびに、心も、遠い未来から、この安全な部屋へと、少しずつ帰ってくる。それだけで、天井いっぱいに広がっていた不安が、ほんの少し、小さくなるのが分かるはずです。

「そんなことで、変わるの」と思うかもしれませんね。でも、思い出してください。あなたはこれまで、まだ来てもいない未来へ、心を飛ばしては、そこで、ひとりで、何十年ぶんも苦しんできたのです。ならば今夜だけは、その心を、今ここへ、連れて帰ってあげましょう。今、この瞬間だけを見れば――あなたは、ちゃんと、生きて、あたたかい布団のなかにいる。それで、じゅうぶんなのですよ。まだ来ていない明日は、今夜は、下ろしていいのです。

具体的な備えは、しっかりした朝の頭で、ひとつだけ

もし、少し心が落ち着いてきたなら――無理なら、しなくていいのですよ――枕元のメモに、いちばん気がかりな“将来のこと”を、ひとつだけ書き出しておくのも、よいかもしれません。そして、その下に、こう書き足しておくのです。「これについて、明日できる“いちばん小さな一歩”は、何だろう」と。

ここで大切なのは、「未来をぜんぶ安心にする」ではなく、「明日できる、いちばん小さな一歩」だということです。将来の暮らしについて、信頼できる窓口の名前を、ひとつ調べてみる。今の暮らしのお金の流れを、明日、ひとつだけ書き出してみる。使える公的な仕組みを、ひとつ知ってみる。――ほんの一行、ほんの一歩で、いいのです。夜のうちに、何十年ぶんの答えを出そうとしないこと。書けたら、そのメモは、そっと閉じて、枕元に伏せておきましょう。続きは、明るい朝の、しっかりした頭のあなたに、まかせるのです。

大きな不安ほど、「小さな一歩」に分けてあげると、力が抜けていきます。「老後ぜんぶ」は背負えなくても、「明日、ひとつだけ調べる」なら、できる。その小さな一歩を、一日にひとつずつ積んでいくことが、じつは、まだ来ぬ未来への、いちばん確かな備えになるのですよ。今夜のあなたの役目は、未来を用意することではなく、明日、その一歩を踏み出せるように、体を休めておくこと。それだけで、じゅうぶんなのです。

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お金の巡りは、遠くを見つめる目より、足元を見る目に宿るといいます

むかしから、「案じすぎる者のもとには、案じたものが寄ってくる」といわれてきました。もちろん、これは言い伝えの範囲のお話で、不安をやめれば、すぐに未来が安泰になる、という単純なものではありません。それでも母は、この言葉のなかに、暮らしの確かな知恵がこもっていると感じています。

遠い未来の不安ばかりを見つめていると、わたしたちは、足元にある「今日、できること」が、見えなくなってしまいます。頭が「その日」への恐れでいっぱいになって、目の前の、小さな一歩や、今日差し出せる誰かへの相談に、気づけなくなる。反対に、ふっと視線を足元に戻して、「まず、今日できることを、ひとつ」と思えたとき、心に、ほんの少しの余白が生まれます。その余白にこそ、思いがけない縁や、次の道が、入ってきやすくなるのかもしれませんね。良い巡りは、遠い未来を案じる目より、今日の足元をたしかに見る目に、宿るのです。

だから、今夜あなたが、遠い未来から心を連れ戻して、今夜のこの部屋で眠ることは、けっして、未来から目をそらすことではありません。それはむしろ、明日、足元の一歩を踏み出せる自分に、戻っていくための準備なのです。遠くばかりを見て、しびれてしまった心を、いったん、今ここへ、そっと戻してあげましょう。足元を見られるようになったあなたのもとへ、明日、確かな一歩と、良い巡りが、少しずつ帰ってくるのかもしれませんから。

朝が来たら、ほんの小さな灯りを、ひとつ

そして、先の見えない夜を越えて、朝が来たら――どうか、ほんの小さな“前向きの灯り”を、ひとつだけ、暮らしにともしてあげてください。大げさなことは、何もいりません。未来への不安をかかえた朝は、どうしても、「この先、大丈夫だろうか」という、うつむいた気持ちから始まってしまいます。だからこそ、朝いちばんに、ほんの小さな縁起でもいいから、心にひとつ、明るい灯りをともしてあげるのです。

金運の社では、生まれ年や誕生日から占う今日の金運を、毎朝そっとお届けしています。「今日は、この色を身につけてみようかな」――そんな小さな一語から一日を始めるだけで、遠い未来へ引っぱられがちだった心が、少しだけ、“今日”へと、戻ってくるものです。あるいは、今日のあなたに、ひとことお守りのような言葉がほしい朝には、今日のおみくじを、そっと引いてみてください。未来が保証されるかどうか、ではないのです。まだ来ぬ明日ではなく、まず“今日”という一日を、あたたかく迎え入れる――そのための、小さな習慣なのですよ。

なぜ、あなたの心は、こんなに遠くまで案じてしまうのか

とはいえ、「わかっていても、また今夜も、遠い未来へ心が飛んでしまう」という夜は、きっとあるでしょう。人には、それぞれ、お金の“これから”に対して、心が強く反応してしまう“くせ”があります。ある人は、備えても備えても足りない気がして安心できず、ある人は、人に頼れず、ひとりで未来を抱えこみ、ある人は、「最悪の場合」を、人一倍こまかく想像してしまう。――くせが違えば、心を今ここへ戻す方法も、変わってくるのですよ。

金運の社の金運タイプ診断は、あなたがお金の未来に、どんな不安や意味をこめやすいか、その傾向を、やさしく映す鏡のようなものです。自分のくせが分かると、「ああ、だから私は、こんなに遠くまで、案じてしまいやすかったのね」と、腑に落ちる瞬間が訪れます。責めるためではなく、いたわるために、自分を知る。「私が心配性なんじゃなくて、こういう反応をしやすい人なんだ」と分かるだけで、次の夜、少しだけ、遠くへ飛んだ心を、やさしく連れ戻せるものです。それも、まだ来ぬ明日を、そっと下ろすための、確かな一歩なのですよ。

明日のあなたへ――結びにかえて

ここまで読んでくれて、ありがとうね。よく、この手紙のところまで、たどり着いてくれました。今夜のあなたに、母から伝えたいことは、たったひとつです。まだ来ていない明日を、今夜ぜんぶ背負わなくていいのですよ。未来は、一日ずつ、そのときのあなたと一緒に、迎えればいいのです。あなたはもう、じゅうぶん、先のことまで、まじめに考えてきました。じゅうぶん、大切な未来を、守ろうとしてきました。だから今夜は、まだ来ていない何十年ぶんの荷物を、いったん背中から下ろして、手ぶらで、目を閉じましょうね。

あなたは、心配性だったのでは、ありません。ただ、まだ会ってもいない先の自分まで、大切に思うあまり、心が、けんめいに、遠くまで走りすぎていただけ。それに気づけた今夜のあなたは、もう昨日のあなたとは、少しちがいます。先の見えなさは、今すぐには消えないかもしれません。でも、ひとつ息を吐くたび、心を今ここへ戻すたびに、あなたはちゃんと、地に足のついた、確かな明日へと近づいています。あせらず、ひとつずつ。遠くを案じるのをやめて、そっと足元を見つめるあなたのもとへ、良い巡りが、少しずつ帰ってきますように。

このコラムは、これからも折にふれて、あなたの眠れない夜に、手紙を書きつづけますね。まだ来ぬ未来が怖くてたまらない夜には、いつでも、ここへ戻ってきてください。母は、いつでもここで、あなたの心が、遠い明日から、今夜のこの部屋へと、少しずつ帰ってくるのを、月あかりの下で見守っています。――さあ、もう一度、ゆっくり息を吐いて。今夜は、今、ここだけで、じゅうぶん。どうか今夜は、あたたかくして、ゆっくりおやすみなさいね。また、次の手紙で。

※本コラムは、心の傾向や言い伝えをやさしく綴る読みものです。将来の暮らしの設計や備えの具体的なご判断については、必要に応じて専門の窓口にご相談くださいね。

※本記事は占い・風水・古くからの言い伝えを、娯楽の範囲でご紹介するものです。記載の内容は効果や結果を保証するものではありません。宝くじ等の当選を保証するものではなく、ゲン担ぎ・縁起としてお楽しみください。暦(吉日)は流派・暦により差が出る場合があるため、実際の日付は最新の暦でご確認ください。健康・体調に関する判断は専門家にご相談ください。一部にプロモーション(PR)を含みます。