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コラム連載 ・ 月詠みの母

【月詠みの母のコラム】お金の話を、家族と切り出せないあなたへ

言えないのは弱さではなく、大切にしたい気持ちの裏返しです

コラム連載
月詠みの母包容・安心夜そっと灯りをともすように、お金の不安をやわらげる母のような語り手。主な発信:Instagram・LINE ・ プロフィールを見る →

こんばんは。月詠みの母です。今夜も、ひとりで、抱えていますか。……本当は、話したいのですよね。この、胸のなかのお金の不安を、いちばん身近な人と、分け合えたら、どんなに楽だろうと。何度も、言おうとした。夕飯のあと、ふとした沈黙のなかで、口をひらきかけた。それなのに、いざとなると、言葉が、のどの手前で、ぴたりと止まってしまう。「今、言ったら、空気がこわれる」「心配を、かけたくない」「情けないと、思われたくない」――そうして、また、飲みこんで、笑って、ひとりで夜を越える。今夜、母がお話ししたいのは、「どう切り出すか」という話術ではありません。まず、なぜあなたが言えないのか、その、あなたの、とてもやさしい理由を、母と一緒に、そっと見つめてあげたいのです。

この記事のポイント・お金の不安を、家族や大切な人に切り出せず、ひとりで抱えている夜のためのコラムです
・言えないのは弱さではなく、相手を大切にしたい気持ちの裏返し――まず、そこを見つめます
・「勇気を出して言え」ではなく、言えない自分を責めるのをやめるための手紙です
・本コラムは娯楽・言い伝え・心の傾向を扱う読みものです。家計の具体的なご相談は、必要に応じて専門家にも頼ってくださいね

月詠みの母包容・安心

だいじょうぶ。まず、ゆっくり息を吐きましょうね。今夜、無理に、誰かに切り出す必要はありません。言葉にできない、その気持ちのまま、ここへ来てくれて、いいのです。母は、あなたを急かしません。あなたがなぜ言えないのか、その胸のうちを、まず、母が、そっと聞かせてもらいますね。それだけで、いいのですよ。

言葉が、のどの手前で止まる、あの瞬間

あなたには、覚えがあるでしょう。話そう、と決めた日。今日こそ、と思った夜。相手の顔を見て、口をひらきかけて――でも、その一歩手前で、ぐっと、言葉が引っこんでしまう。「やっぱり、今日はやめておこう」「もう少し、様子を見てから」。そうして、その日も、その次の日も、言えないまま、時間だけが過ぎていく。飲みこんだ言葉は、消えてなくなるわけではなくて、胸のなかに、少しずつ、たまっていくのですね。

そして、夜、ひとりになると、その飲みこんだ言葉が、いっせいに、あなたを責めはじめます。「どうして、言えないんだろう」「こんなことも、話せないなんて」「わたしは、弱い」。――あなたはきっと、言えない自分を、情けなく思っているでしょうね。でも、今夜、母がまずお伝えしたいのは、この一言です。あなたが言い出せないのは、あなたが弱いからでも、勇気が足りないからでも、ありません。むしろ、その逆なのですよ。その“言えなさ”のなかには、あなたの、とても深い、やさしさが、隠れているのです。それを、これから、母と一緒に、ひとつずつ、ほどいていきましょうね。

「言えない」の奥にあるのは、たいてい「大切にしたい」です

少し、考えてみましょうね。あなたは、なぜ、言えないのでしょう。――「心配を、かけたくないから」。それは、相手を、思いやっているからですね。「がっかりされたくないから」。それは、相手にとって、良い自分でいたいと、願っているからですね。「あたたかい空気を、こわしたくないから」。それは、その人との関係を、心から、大切にしているからですね。

ほら、どうでしょう。あなたが言えない理由を、ひとつずつ、ていねいにほどいていくと、その奥から出てくるのは、いつも、「この人を、この関係を、大切にしたい」という、あたたかい気持ちばかりなのです。どうでもいい相手になら、人は、平気で言えてしまうものです。言えなくて、こんなに苦しむのは、あなたが、その人を、本気で大切に思っているから。あなたの“言えなさ”は、弱さの証ではなく、あなたがどれだけ深く、その人を愛しているかの、証なのですよ。だから、まず、言えない自分を責めるのを、今夜だけは、やめてあげましょうね。あなたは、冷たい人だから黙っているのではなく、やさしい人だから、言えずにいるだけなのですから。

ひとりで抱えたお金の不安は、二倍にも三倍にも重くなります

とはいえ、母は、こうも思うのです。そのやさしさが、あなたを、ひとりぼっちにしてしまっているのだとしたら――それは、少しだけ、切ないことだな、と。お金の不安というものは、ふしぎなもので、ひとりで抱えていると、実物よりも、ずっと重く、ずっと黒くなっていくのですね。

ひとりで抱えていると、その不安を、正しい大きさで見ることが、できなくなります。頭のなかだけで、ぐるぐると回して、どんどん膨らませて、「もう、どうにもならない」というほど、大きな絶望に育ててしまう。ところが、その同じ不安を、たったひとこと、誰かに口に出してみると――ふしぎと、実物の大きさに、しゅっと、戻ることがあるのです。「言葉にしてみたら、思っていたほど、大変じゃなかった」「話してみたら、相手も、同じことを考えていた」。――お金の不安は、胸のなかに閉じこめておくほど、腐って、重くなる。外の空気にふれさせるだけで、ずいぶん、軽くなるものなのですよ。だから母は、あなたのやさしさを大切にしながらも、いつか、その荷物を、ほんの少しだけ、誰かと分けられたらいいな、と願っているのです。

「言えば、迷惑をかける」――本当に、そうでしょうか

あなたが言えない理由の、いちばん大きなものは、たぶん、これでしょう。「言えば、相手に、迷惑をかける」「心配させて、負担をかけてしまう」。あなたは、自分の不安を、相手に“背負わせる”ことに、なると思っている。だから、言えない。――でも、今夜、母と一緒に、その思いこみを、ひとつだけ、ひっくり返してみましょうね。

立場を、逆にして、考えてみてください。もし、あなたの大切な人が、ひとりで、お金のことでこんなに苦しんでいたとしたら――あなたは、どう思うでしょう。「迷惑だから、黙っていてほしかった」と、思うでしょうか。きっと、思いませんよね。むしろ、「どうして、言ってくれなかったの」「ひとりで、そんなに苦しんでいたなんて」と、悲しくなるのではないでしょうか。大切に思う相手のことは、迷惑だなんて、思わない。むしろ、頼ってもらえたことを、うれしく思う。――それが、人の心なのです。

だとしたら、あなたが「迷惑をかける」と思って黙っていることは、じつは、相手から、「あなたを支えたい」という気持ちを発揮する機会を、そっと奪ってしまっているのかもしれません。打ち明けることは、負担をかけることではなく、「わたしは、あなたを信じています」という、いちばん深い信頼の、あらわし方でもあるのですよ。もちろん、今すぐでなくて、いいのです。ただ、「言う=迷惑」という重い思いこみだけは、今夜、少し、ゆるめてあげましょうね。

今夜は、まず、自分にだけ、打ち明けてみましょうか

それでは、今夜、母と一緒に、ひとつだけ、してみましょうね。むずかしいことは、何もいりません。いきなり、誰かに切り出す必要は、ないのです。今夜は、まず、あなた自身にだけ、そっと打ち明けてみましょう。

ゆっくり、息を吐いて、心を落ち着けたら、心のなかで、あるいは小さな声で、こう言ってみてください。「わたしは、今、お金のことが、不安です」「本当は、これを、あの人に、聞いてほしいと思っています」と。――誰にも言えなかった気持ちを、まず、あなた自身が、ちゃんと聞いてあげるのです。飲みこみつづけた言葉を、いちばん最初に受けとめてくれる人は、ほかの誰でもなく、あなた自身。自分の不安に、「うん、そうだよね、不安だよね」と、うなずいてあげるだけで、胸のなかで固まっていたものが、ほんの少し、ゆるんでくるのが分かるはずです。

もし、少し余裕があれば、その気持ちを、紙に、書き出してみるのも、いいですね。「本当は、何が不安なのか」「本当は、誰に、何を、聞いてほしいのか」。頭のなかで、ぐるぐるしていたものが、文字になると、ふしぎと、輪郭を持ちはじめます。それは、いつか、大切な人に切り出すときの、心の“下書き”にもなります。でも、今夜は、そこまでしなくていいのですよ。まずは、あなたが、あなた自身の、いちばんの聞き手になってあげる。誰かに打ち明ける前に、まず、自分に打ち明ける。それが、今夜できる、いちばんやさしい、はじめの一歩なのです。

切り出すときは、「答え」ではなく「気持ち」から、ひとつだけ

もし、いつか――今夜でなくて、いいのですよ――大切な人に、切り出してみようと思えた日には、ひとつだけ、母の知恵を、そっと思い出してください。それは、いきなり「解決」や「答え」を求めようとしないことです。

わたしたちが切り出せないのは、「話す=相手に、なんとかしてもらう」「話す=重大な結論を出す」と、身がまえてしまうからでもあります。でも、最初の一歩は、そんなに大きくなくていいのです。「実は、最近、お金のことが、少し不安でね」「うまく言えないんだけど、聞いてもらえるかな」――解決策ではなく、まず、気持ちを、ひとつだけ、そっと差し出す。それだけで、じゅうぶんなのです。相手に、答えを出してもらう必要は、ありません。ただ、「不安なんだね」と、となりで聞いてもらえるだけで、その荷物は、もう、ひとりぶんではなくなります。

ここで大切なのは、今夜、その“切り出し方”を、完璧に用意しようとしないことです。夜の頭は、疲れていて、「言ったら、こうなるかも」と、いちばん悪い反応ばかりを、想像しがちですから。誰に、いつ、どう話すかは、明るい朝の、しっかりしたあなたに、そっとまかせましょう。今夜のあなたの役目は、切り出すことではなく、言えなかった自分を、責めるのをやめて、休むこと。それだけで、じゅうぶんなのですよ。

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お金の巡りは、閉じた胸より、ひらいた胸に宿るといいます

むかしから、「ひとりで抱えた荷は重く、分けた荷は軽くなる」といわれてきました。もちろん、これは言い伝えの範囲のお話で、誰かに話せば、すぐにお金の問題が消える、という単純なものではありません。それでも母は、この言葉のなかに、暮らしの確かな知恵がこもっていると感じています。

胸を固く閉じて、ひとりで抱えているとき、わたしたちのまわりには、見えない壁ができてしまいます。その壁のせいで、ほんとうは近くにいた人の手も、差し伸べられていた助けも、こちらへ届かなくなってしまう。反対に、ほんの少し、胸をひらいて、「実は、ね」と、誰かに気持ちを分けたとき――その、ひらいたすきまから、思いがけない知恵や、あたたかい力が、すっと入ってくることがあるのです。お金の巡りも、良いご縁も、胸をひらいた人のところへ、めぐってきやすいのかもしれませんね。ひとりで壁をつくって守っているつもりが、じつは、良い巡りまで、閉め出してしまっていることも、あるのですよ。

だから、いつかあなたが、ほんの少し胸をひらいて、大切な人に、気持ちを分けられたなら――それは、けっして、弱さを見せることではありません。それはむしろ、あなたのまわりに、良い巡りが入ってこられる、あたたかいすきまを、ひとつ、あけてあげることなのです。今夜は、まだ、閉じたままでいい。ただ、いつか、その胸を、ほんの少しだけ、ひらいてもいいのだと、頭のすみに、そっと置いておいてくださいね。

朝が来たら、ほんの小さな灯りを、ひとつ

そして、ひとりで抱えた夜を越えて、朝が来たら――どうか、ほんの小さな“前向きの灯り”を、ひとつだけ、暮らしにともしてあげてください。大げさなことは、何もいりません。言えない気持ちを抱えた朝は、どうしても、「今日も、ひとりで、なんとかしなきゃ」という、うつむいた気持ちから始まってしまいます。だからこそ、朝いちばんに、ほんの小さな縁起でもいいから、心にひとつ、明るい灯りをともしてあげるのです。

金運の社では、生まれ年や誕生日から占う今日の金運を、毎朝そっとお届けしています。「今日は、この色を身につけてみようかな」――そんな小さな一語から一日を始めるだけで、ひとりで固まっていた朝の心が、少しだけ、ゆるむものです。あるいは、今日のあなたに、ひとことお守りのような言葉がほしい朝には、今日のおみくじを、そっと引いてみてください。誰かに言えなくても、この場所は、いつでも、あなたの気持ちの、いちばん最初の聞き手でいます。ひとりで迎える朝を、少しだけ、あたたかくする――そのための、小さな習慣なのですよ。

なぜ、あなたは、こんなに抱えこんでしまうのか

とはいえ、「わかっていても、また今夜も、言えずに飲みこんでしまう」という夜は、きっとあるでしょう。人には、それぞれ、お金のことで、心が強く反応してしまう“くせ”があります。ある人は、人に頼ること自体を、極端に苦手に感じ、ある人は、「弱みを見せたら、嫌われる」と思いこみ、ある人は、なんでもひとりで背負うことが、責任だと信じこんでいる。――くせが違えば、胸をひらく方法も、変わってくるのですよ。

金運の社の金運タイプ診断は、あなたがお金や暮らしのことで、どんな気持ちを抱えこみやすいか、その傾向を、やさしく映す鏡のようなものです。自分のくせが分かると、「ああ、だから私は、こんなにひとりで抱えこんでしまいやすかったのね」と、腑に落ちる瞬間が訪れます。責めるためではなく、いたわるために、自分を知る。「私が意地っぱりなんじゃなくて、こういう反応をしやすい人なんだ」と分かるだけで、次の夜、少しだけ、自分にやさしくなれるものです。それも、いつか胸をひらくための、確かな一歩なのですよ。

明日のあなたへ――結びにかえて

ここまで読んでくれて、ありがとうね。よく、この手紙のところまで、たどり着いてくれました。今夜のあなたに、母から伝えたいことは、たったひとつです。言えないのは、弱さではありません。それは、あなたが、大切な人を、深く思いやっている証なのですよ。だから、言えなかった今日の自分を、どうか、責めないであげてください。あなたは、冷たいから黙っていたのではなく、やさしいから、飲みこんできただけ。じゅうぶん、ひとりで、頑張ってきました。今夜は、その飲みこんだ言葉を、まず、あなた自身が、そっと受けとめて、休みましょうね。

あなたは、意地を張っていたのでは、ありません。ただ、大切な人と、あたたかい関係を守ろうとして、心が、けんめいに、ひとりで抱えつづけていただけ。それに気づけた今夜のあなたは、もう昨日のあなたとは、少しちがいます。言い出せなさは、今すぐには消えないかもしれません。でも、まず自分に打ち明けるたび、そのやさしさに気づくたびに、あなたの胸は、ちゃんと、ほんの少しずつ、ひらく準備をはじめています。あせらなくて、いいのです。いつか、ほんの少しだけ胸をひらけたとき、そのすきまから、あたたかい力と、良い巡りが、静かに入ってきますように。

このコラムは、これからも折にふれて、あなたの、言葉にできない夜に、手紙を書きつづけますね。誰にも言えず、ひとりで抱えてしまう夜には、いつでも、ここへ戻ってきてください。母は、いつでもここで、あなたの胸が、少しずつ、ひらいていくのを、急かさずに、月あかりの下で見守っています。――さあ、もう一度、ゆっくり息を吐いて。言えない自分も、今夜は、そのまま抱きしめて。どうか今夜は、あたたかくして、ゆっくりおやすみなさいね。また、次の手紙で。

※本コラムは、心の傾向や言い伝えをやさしく綴る読みものです。家計や暮らしの具体的なご相談については、大切な人だけでなく、必要に応じて専門の窓口にも、そっと頼ってくださいね。

※本記事は占い・風水・古くからの言い伝えを、娯楽の範囲でご紹介するものです。記載の内容は効果や結果を保証するものではありません。宝くじ等の当選を保証するものではなく、ゲン担ぎ・縁起としてお楽しみください。暦(吉日)は流派・暦により差が出る場合があるため、実際の日付は最新の暦でご確認ください。健康・体調に関する判断は専門家にご相談ください。一部にプロモーション(PR)を含みます。