こんばんは。月詠みの母です。今夜も、あなたは、ひとりで、頑張っているのですね。……ねえ、あなた。ひとつ、聞かせてくださいね。最後に、誰かに「助けて」と言えたのは、いつでしたか。困っているのに、「だいじょうぶ」と笑ってしまう。つらいのに、「平気」と、飲み込んでしまう。人に頼ることが、甘えることが、どうしても苦手で、いつも、なんでもかんでも、自分ひとりで、抱え込んでしまう。――そうして、気づけば、あなたの背中には、いつも、ずしりと重たい荷物が、載っている。お金の心配も、暮らしの不安も、誰にも言えずに、ひとりで、じっと、背負いつづけている。今夜、母は、あなたに、そのひとりで背負った荷物を、ほんの少しだけ、下ろしてもらいたいのです。まず、その重さを、母と一緒に、そっと確かめるところから、始めましょうね。
・頼れないのは弱さではなく、人一倍やさしく、まわりを気づかってきた証です
・ひとりで抱えた荷物は、お金も、気持ちも、必要以上に重くなるもの――少し、分け合いましょう
・本コラムは娯楽・言い伝え・心の傾向を扱う読みものです。家計やお金の具体的な判断は、必要に応じて専門家にご相談ください
月詠みの母包容・安心
まず、ひとつだけ手放してみましょうか。「人に迷惑をかけてはいけない」――もし、その声が、あなたの背中に、重たくのしかかっているのなら、今夜だけは、その荷物を、母のとなりに、そっと下ろしましょうね。頼ることは、弱さでは、ないのですよ。母は、あなたが、その重たい荷を、ひとりで背負いつづけてきたことを、ちゃんと、知っていますからね。
「助けて」の一言が、なぜ、こんなにも重いのでしょう
「助けて」――たった三文字の、この言葉が、どうして、こんなにも、言いにくいのでしょうね。あなたも、覚えがあるでしょう。喉のところまで、その言葉が出かかっているのに、いざとなると、ぐっと、飲み込んでしまう。かわりに、口をついて出るのは、いつも「だいじょうぶ」「平気」「なんとかするから」。――本当は、ちっとも、だいじょうぶじゃないのに。心のなかでは、悲鳴をあげているのに、なぜか、その本音だけは、誰にも、見せられない。
頼ろうとすると、胸の奥から、いろんな声が、聞こえてきませんか。「迷惑をかけたら、悪い」「こんなことで頼るなんて、情けない」「断られたら、傷つく」「弱いと思われたくない」。――そういう声が、いっせいに立ちはだかって、差し出しかけた手を、そっと、引っ込めさせてしまう。そうして、また、ひとりで、抱え込む。今夜、母がまずお伝えしたいのは、この一言です。あなたが人に頼れないのは、あなたが、わがままだからでも、心を閉ざしているからでも、ありません。それは、たいてい、あなたが、人一倍やさしくて、人一倍、まわりを気づかってきた、その心の、裏返しなのですよ。今夜は、その、やさしすぎる心を、少しだけ、ほどいてあげましょうね。
頼れないのは、弱さではなく、あなたのやさしさの証です
少しだけ、あなたの胸のなかを、母と一緒に、のぞいてみましょうね。人に頼るのが苦手な人というのは、たいてい、こういう人です。相手の負担を、いつも先に、考えてしまう人。「自分のせいで、誰かを困らせたくない」と願う人。人に、心配をかけたくない、やさしい人。――どうでしょう。あなたも、そうではありませんか。
つまり、あなたが頼れないのは、冷たいからではなく、むしろ、あたたかいから、なのです。あなたは、いつも、相手の側に立って、「この人を、困らせたくない」と、けんめいに、気をつかってきた。その気づかいは、本当に、尊いものです。――でも、母は、ひとつ、心配していることがあります。あなたは、そのやさしさを、いつも、他人にばかり向けて、自分自身には、そのやさしさを、ちっとも、分けてあげていないのではないでしょうか。「相手を困らせたくない」と気づかうその心を、ほんの少しだけ、あなた自身にも、向けてあげてほしいのです。
だから、まず、これだけは、覚えておいてくださいね。頼れないことは、あなたの、欠点では、ありません。それは、あなたが、これまで、まわりを大切にしながら、けんめいに生きてきた、その証。ただ、その大切にする輪のなかに、あなた自身が、いつも、入れてもらえていない――今夜は、その輪のいちばんあたたかい場所に、あなたを、そっと、招き入れてあげましょうね。
ひとりで抱えた荷物は、お金も、気持ちも、必要以上に重くなります
ここで、母が、いちばん、伝えたいことを、お話しさせてくださいね。ひとりで、抱え込むと――お金の悩みも、暮らしの不安も、そのほんとうの重さよりも、ずっと、ずっと、重たくなってしまうのです。
考えてみてください。同じ荷物でも、ひとりで持てば、腕がちぎれそうになる重さでも、二人で持てば、ふっと軽くなる。三人でなら、笑いながら、運べたりもする。――お金の悩みも、これと、同じなのですよ。ひとりで、夜中に、頭のなかだけで、ぐるぐると考えていると、その不安は、出口を失って、どんどん、大きく、真っ黒に、膨らんでいきます。「もう、どうにもならない」というほど、巨大な絶望に、見えてくる。でも、それを、たった一人にでも、言葉にして、話してみると――不思議なもので、その荷物は、ふっと、扱える大きさに、戻ることが、あるのです。
それは、相手に、解決してもらうから、ではありません。ただ、ひとりで抱えていたものを、言葉にして、外に出す。それだけで、心のなかで膨らみすぎていた不安が、ほんとうの大きさに、しぼんでいくのです。誰かに話すことで、「あれ、思っていたより、深刻じゃなかったかも」「こう考えれば、いいのか」と、自分ひとりでは、見えなかった出口が、見えてくることも、よくあります。ひとりで抱えつづけることは、あなたが思っている以上に、あなたの荷物を、重たくしてしまっている――今夜は、まず、そのことに、そっと、気づいてあげましょうね。
「頼ること」は、相手を信じて、心の扉を、少し開くことです
あなたは、きっと、こう思っているのかもしれませんね。「人に頼るのは、相手に、迷惑をかけること」だと。――でも、母は、少しちがう見方を、あなたに、そっと、お伝えしたいのです。頼ることは、迷惑をかけることでは、ありません。頼ることは、「私は、あなたを、信じています」と、相手に、心の扉を、少し開いて見せることなのですよ。
思い出してみてください。あなたは、誰かから、「あなたにしか、頼めなくて」「あなたを、信じて、話すんだけど」と、頼られたとき、迷惑だと、感じましたか。――きっと、ちがいますよね。むしろ、「この人は、私を、信じて、心を開いてくれたんだ」と、少し、うれしかったのではないでしょうか。人は、頼られると、その相手との距離が、ぐっと、縮まるものです。頼るという行いは、じつは、相手を、遠ざけるどころか、あなたと相手との間に、あたたかい、信頼の橋を、架けることなのです。
あなたが、いつも、ひとりで抱え込んでしまうのは、もしかしたら、心のどこかで、「頼ったら、断られる」「重たいと、思われる」と、こわがっているからかもしれませんね。その、こわさは、よく分かります。――でも、そのこわさゆえに、いつも心の扉を閉じたままでいると、あなたは、ずっと、ひとりで、寒い場所に、立ちつづけることになってしまう。今夜、いきなり、扉を、大きく開ける必要は、ありません。ただ、ほんの少しだけ、その扉に、手をかけてみる。それだけで、じゅうぶんなのですよ。
今夜、ひとつだけ、「ひとりで抱えていた荷物」を、床に置きましょうか
それでは、今夜、母と一緒に、ひとつだけ、してみましょうね。むずかしいことは、何もいりません。まず、ゆっくり、息を吐いてください。――ひとりで、気を張って、抱えているとき、わたしたちは、肩に、ぐっと、力が入っています。だから、まず、ふうっと、長く、口から息を吐きましょう。上がっていた肩が、すとんと、落ちるまで。それを、三回でいいのです。ゆっくり、三回。それだけで、こわばっていた背中が、ほんの少し、ゆるんでくるのが、分かるはずです。
身体が少しゆるんだら、次に、あなたが、今、ひとりで抱えている荷物のなかから、いちばん重たいものを、ひとつだけ、思い浮かべてください。そして、その荷物を、心のなかで、母のとなりに、そっと、下ろしてみましょう。――「今夜だけは、これを、ひとりで、持たなくていい」と。今夜、それを、誰かに、実際に話す必要は、ありません。ただ、心のなかで、「これは、いつか、誰かと、分け合ってもいい荷物なんだ」と、認めてあげる。それだけで、いいのです。ひとりで、ぜんぶ、背負わなければいけない、という思い込みを、今夜だけ、そっと、床に置いてみましょうね。
そして、もし、少し勇気が出せそうなら――近いうちに、たった一人でいい、あなたが、ほんの少しでも、信じられる人に、いちばん小さな一言だけ、こぼしてみませんか。「じつは、ちょっと、疲れちゃって」でも、いいのです。「少しだけ、話を、聞いてもらえる」でも、いい。ぜんぶを、打ち明けなくて、いいのですよ。ほんの、ひとしずくだけ、心の重たさを、外に、こぼしてみる。その小さな一歩が、いつか、あなたを、ひとりぼっちの寒い場所から、あたたかい場所へと、連れていってくれるはずですから。
お金の悩みこそ、ひとりで抱えず、そっと分け合っていいのです
ここで、母が、ひとつ、あなたに、そっと、伝えたいことが、あります。この世で、いちばん、ひとりで抱え込まれやすいのが、じつは、「お金の悩み」なのですよね。お金のことは、なんとなく、人に言いにくい。相談するのが、恥ずかしい。心配をかけたくない。――そうして、多くの人が、お金の不安だけは、誰にも言えずに、たった一人で、夜中に、じっと、抱え込んでしまう。でも、母は、思うのです。お金の悩みこそ、ひとりで抱え込むと、いちばん、こじれて、重たくなってしまうものだ、と。
もちろん、いきなり、こみいったお金の話を、誰かに、打ち明けるのは、勇気がいることですよね。それが、むずかしいときも、あるでしょう。――そんなときは、まず、いちばん近くにいる、身近な人にでも、「最近、お金のことで、ちょっと、気が休まらなくて」と、その気持ちだけでも、こぼしてみる。あるいは、家計や暮らしの、具体的な困りごとであれば、そういうことを、あたたかく聞いてくれる、公の相談の窓口も、世の中には、ちゃんと、あるのですよ。頼れる場所は、あなたが思っているより、じつは、たくさん、あるのです。
ひとりで、うつむいて、抱え込んでいると、その入り口さえ、見えなくなってしまう。でも、ほんの少し、顔を上げて、「頼っても、いいんだ」と、心の扉を、開いてみると――思いがけないところに、手を、差し伸べてくれる誰かや、道が、見つかることが、あるのです。お金の悩みは、あなたが、ひとりで、背負いきらなければならない、罰では、ありません。それは、少しずつ、まわりと、分け合いながら、ほどいていって、いいものなのですよ。
握りしめた手より、そっと開いた手のひらに、良い巡りは宿るといいます
むかしから、良いご縁や、お金の巡りは「握りしめる手より、開いた手のひらに、やってくる」といわれてきました。もちろん、これは言い伝えの範囲のお話で、人に頼りさえすれば、すぐにお金が巡る、という単純なものでは、ありません。それでも母は、この言葉のなかに、暮らしの確かな知恵が、こもっていると感じています。
ひとりで、なんでも抱え込んで、ぎゅっと、手を握りしめているとき、わたしたちは、まわりに、心を、閉ざしています。「自分で、なんとかしなきゃ」と、必死になるあまり、差し伸べられていた誰かの手や、思いがけない助けや、良いご縁に、気づけなくなってしまう。反対に、ふっと肩の力が抜けて、「少し、頼ってみようかな」と、手のひらを、そっと開いたとき――そこに、思いがけない人の助けや、あたたかいご縁が、するりと、入ってくることが、あるのです。良い巡りは、閉じた心より、少し開いた心の隙間から、そっと入ってくるのかもしれませんね。
だから、今夜あなたが、ひとりで抱え込む手を、少しだけ、ゆるめてみることは、けっして、弱さでも、甘えでも、ありません。それは、むしろ、あなたのまわりに、あたたかい助けや、良いご縁が、入ってくるための、扉を、そっと開けておくことなのです。ぎゅっと握りしめて、こわばっていた手のひらを、いったん、そっと、開いてあげましょう。開いた手のひらにこそ、明日、思いがけない誰かのやさしさや、小さな助けが、静かに舞い降りるのかもしれませんから。
なぜ、あなたはこんなに頼れないのか、やさしく知る
とはいえ、「わかっていても、また、いざとなると、頼れずに、抱え込んでしまう」という日は、きっとあるでしょう。人には、それぞれ、お金や暮らしに対して、心が強く反応してしまう“くせ”があります。ある人は、人に迷惑をかけることを、人一倍こわがり、ある人は、「自分でなんとかすべき」という思い込みを、人より深く抱え、ある人は、断られて傷つくのが、こわくて、はじめから頼らない。――くせが違えば、その心の、ほどき方も、変わってくるのですよ。
金運の社の金運タイプ診断は、あなたがお金や暮らしに、どんな気持ちや意味をこめやすいか、その傾向を、やさしく映す鏡のようなものです。自分のくせが分かると、「ああ、だから私は、こんなに、ひとりで抱え込みやすかったのね」と、腑に落ちる瞬間が訪れます。責めるためではなく、いたわるために、自分を知る。「私が、頑固なんじゃなくて、こういう感じ方をしやすい人なんだ」と分かるだけで、次に、抱え込みそうになったとき、少しだけ、自分に「頼っても、いいんだよ」と、やさしく言ってあげられるものです。それも、荷物を軽くする、確かな一歩なのですよ。
朝が来たら、ひとりで背負う前に、ひと呼吸――結びにかえて
ここまで読んでくれて、ありがとうね。よく、この手紙のところまで、たどり着いてくれました。今夜のあなたに、母から伝えたいことは、たったひとつです。ひとりで、ぜんぶ、背負わなくて、いいのですよ。頼ることは、弱さでも、甘えでも、ありません。それは、相手を信じて、心の扉を、少し開くこと。そして、必要以上に重たくなった荷物を、ほんとうの重さに、戻してあげること。だから、どうか、これからは、「助けて」の一言を、喉の奥に、飲み込みつづけるのは、少しずつ、やめていきましょうね。
そして、朝が来たら――どうか、また、なんでもかんでも、ひとりで背負い込む前に、ひと呼吸だけ、置いてあげてください。金運の社では、生まれ年や誕生日から占う今日の金運を、毎朝そっとお届けしています。ひとりで気を張りがちな朝に、「今日は、少しだけ、まわりを頼ってみようかな」と、心をゆるめる、小さなよりどころにしてくださいね。あるいは、誰にも言えず、胸が、いっぱいになった朝には、今日のおみくじを、そっと引いてみてください。良いことが起きるかどうか、ではないのです。ひとりで、こわばった心を、ほんの少しだけ、ほどく。そのための、小さな習慣なのですよ。
あなたは、頑固なのでも、心を閉ざしているのでも、ありません。ただ、人一倍やさしくて、まわりを気づかうあまり、自分だけが、いつも、重たい荷物を、背負ってきた人。それに気づけた今夜のあなたは、もう昨日のあなたとは、少しちがいます。あせらず、ひとつずつ。ぎゅっと握った手を、少しだけゆるめて、そっと開くあなたのもとへ、良い巡りと、あたたかい助けが、少しずつ帰ってきますように。このコラムは、これからも折にふれて、あなたの、ひとりぼっちの夜に、手紙を書きつづけますね。――さあ、もう一度、ゆっくり息を吐いて。今日も、ひとりで、よく頑張りました。どうか今夜は、あたたかくして、ゆっくりおやすみなさいね。また、次の手紙で。
※本コラムは、心の傾向や言い伝えをやさしく綴る読みものです。家計やお金の具体的なご判断については、必要に応じて専門の窓口にご相談くださいね。
※本記事は占い・風水・古くからの言い伝えを、娯楽の範囲でご紹介するものです。記載の内容は効果や結果を保証するものではありません。宝くじ等の当選を保証するものではなく、ゲン担ぎ・縁起としてお楽しみください。暦(吉日)は流派・暦により差が出る場合があるため、実際の日付は最新の暦でご確認ください。健康・体調に関する判断は専門家にご相談ください。一部にプロモーション(PR)を含みます。

