月詠みの母です。子どもの夏休みが始まって、もう、ずいぶんに、なりますね。毎日の、昼ごはんの支度。プールに、公園に、お出かけ。夏期講習に、習いごとの合宿。ちょっとしたレジャーに、おやつに、ジュース。――ひとつひとつは、小さくても、それが、毎日、休みなく続くと、財布は、じわじわと、薄くなっていきます。そして、お金のことだけでは、ありません。朝から、「今日は、どこに連れて行こう」「お昼は、何を食べさせよう」「宿題は、進んでいるかしら」と、一日じゅう、気を張りっぱなし。ふだんなら、子どもが学校に行っている、あの、ほっとする時間さえ、夏休みは、ありません。お財布も、頭も、心も、休むひまなく、ずっと、動きつづけている――そんなお母さん、お父さんが、今、この夏、本当に、たくさん、いらっしゃいます。今夜は、その、気の休まらない毎日から、ほんの少しだけ、肩の力を、抜かせてくださいね。あなたは、じゅうぶんすぎるほど、頑張っていますよ。
・つらさの正体は「お金が減ること」だけでなく、「もっと楽しませなきゃ」という力みと、休みなく気を張り続ける疲れにあります
・あなたを励まし立てる記事ではありません。頑張っている親御さんを、ねぎらうための手紙です
・本コラムは娯楽・言い伝えの範囲の読みものです。家計や教育費のご相談は、必要に応じて専門の窓口へどうぞ
月詠みの母包容・安心
毎日、本当に、お疲れさまですね。子どもの夏休みは、うれしいけれど、少しだけ、重たい。今日は、出費がかさんで、朝から晩まで気の張りづめで、いつのまにか、自分のことは後回しになっている、お母さん、お父さんの、こわばった肩を、そっとほぐすところから始めましょう。あなたは、ちゃんと、よくやっていますよ。
夏休みという、うれしくて、少し重たい季節
子どもの夏休みというのは、不思議な季節ですね。子どもが、うれしそうにしているのを見るのは、なにより、うれしい。一緒に過ごせる時間が増えるのも、ありがたい。――なのに、正直なところ、「早く、終わってくれないかしら」と、こっそり思ってしまう瞬間も、ある。そんな自分に、「親なのに、なんてことを」と、罪悪感を覚えて、また、疲れる。この、うれしさと、しんどさが、ないまぜになった感じを、あなたも、味わってはいませんか。
それは、あなたが、冷たい親だから、では、断じて、ありません。夏休みは、うれしい季節であると同時に、親にとっては、お金も、手間も、気力も、ふだんの何倍も使う、いちばん重たい季節だからです。給食が、ありません。だから、毎日、三食の支度。学校が、預かってくれません。だから、一日じゅう、目が離せない。おまけに、あちこちで、「夏だけの特別」が、お財布に、手を伸ばしてくる。――重たくて、当たり前なのです。
だから、まず、これだけは、お伝えさせてください。夏休みを、しんどいと感じるのは、あなたが、それだけ、子どものために、たくさんのことを、引き受けている証拠です。何もしていない親は、しんどさも、感じません。あなたが、疲れているのは、あなたが、真剣に、この夏を、子どものために、回しているから。まずは、そのことを、静かに、うなずいて、認めてあげましょうね。値上げのなかで踏んばるお話は、値上げが続いて、買い物のたびに胸がざわつくあなたへにも、綴っておきましたよ。
出費が増えるのは、家族が元気に過ごしている証拠です
薄くなっていく財布を見ると、つい、ため息が、出ますね。でも、ここで、その出費に、ひとつ、あたたかい光を、あててみましょう。夏休みに、お金が出ていくのは、あなたの家族が、元気に、活き活きと、過ごしている証拠なのですよ。
考えてみてください。昼ごはんの食費がかさむのは、子どもが、家で、もりもり、食べているから。レジャー代がかかるのは、家族で、どこかへ出かけられる、元気と時間が、あるから。習いごとや講習のお金は、子どもが、何かを学び、伸びていくための、種まきです。――もし、子どもが、寝込んでばかりで、どこにも行けず、何も食べられなかったら、この出費は、ありません。お金が出ていくということは、その分だけ、家族が、動き、笑い、成長しているということ。にぎやかな出費は、にぎやかな夏の、もうひとつの姿なのですね。
もちろん、だからといって、「じゃあ、いくら使ってもいい」という話では、ありません。でも、通帳を見て、ただ、「減った、減った」と、胸を痛めるのと、「これだけ、家族が、元気に過ごせたのね」と、思えるのとでは、同じ夏でも、心の重さが、まるで、ちがってきます。あなたのお金は、家族の“元気”と“笑顔”に、姿を変えて、ちゃんと、この夏に、残っている。損をしているのでは、ありません。いちばん大切なものを、育てているのですよ。
「楽しませなきゃ」の力みを、少しゆるめてみましょう
ここで、あなたを、いちばん、疲れさせているかもしれない、ひとつの“力み”について、お話しさせてください。それは、「夏休みなんだから、子どもを、もっと、楽しませてあげなきゃ」という、あの、まじめな力みです。この力みが、じつは、あなたの財布も、心も、いちばん、削っているのかもしれません。
まわりの家族が、旅行に行った、テーマパークに行った、という話を聞くと、「うちも、何か、してあげなきゃ」と、あせる。子どもの「つまんない」の一言に、胸が、ちくりとして、「もっと、楽しい思い出を、つくってあげなきゃ」と、自分を、追い立てる。――そのやさしさは、本当に、尊いものです。でも、その「〜しなきゃ」を、あんまり、握りしめすぎると、あなたは、休むひまが、なくなってしまいます。子どもが、いちばん喜ぶのは、豪華なお出かけよりも、じつは、お父さん、お母さんが、笑っていることだったりするのですよ。あなたが、へとへとで、ぴりぴりしていたら、どんなに立派なお出かけも、子どもの心には、あたたかく、残りません。
だから、その「楽しませなきゃ」の力みを、今日は、ほんの少し、ゆるめてみましょうね。すべての日を、特別にしようと、しなくて、いいのですよ。なんでもない、家でごろごろする日が、あっても、いい。子どもは、そういう、ゆるやかな時間も、ちゃんと、覚えているものです。あなたが、肩の力を抜いて、笑っている――それが、この夏の、いちばんの、ごちそうなのですから。
お金をかけずとも、子どもの心に残るもの
「楽しませなきゃ」の力みを、少しゆるめられたら――ここで、ひとつ、心が、ふっと軽くなる、お話を、させてください。じつは、子どもの心に、長く、あたたかく残るのは、お金のかかった特別なことよりも、なんでもない、小さな時間のほうだったりするのです。
思い出してみてください。あなた自身の、子どものころの夏の思い出は、なんでしょう。案外、高いところへ連れて行ってもらったことより、縁側で食べた、切ったスイカの味だったり、夜、家族で見た、近所の花火だったり、お父さんと入った、夕方の、ぬるいお風呂だったり――そんな、お金の、ほとんど、かかっていない、小さな情景では、ありませんか。子どもの心に、いちばん深く刻まれるのは、値段ではなく、“一緒にいた”という、あたたかさなのですよ。近所の川で、水遊び。夜、ベランダで、星をさがす。一緒に、ホットケーキを焼く。――お金を、ほとんどかけずとも、子どもの心を満たす時間は、あなたの、すぐ手の届くところに、たくさん、あります。
ですから、「お金をかけられなくて、かわいそう」なんて、思わなくて、いいのですよ。むしろ、あなたが、あせらず、ゆったりと、子どものそばにいてくれる、その時間こそが、お金では買えない、いちばんの贈りもの。この夏、子どもが本当に欲しいのは、立派な思い出ではなく、笑っているあなた、なのです。そう思えると、「もっと、してあげなきゃ」の重たさから、少し、自由になれませんか。
頑張るあなたにも、夏の“ひと休み”を
子どものために、これだけ、心を尽くしているあなた自身は、この夏、ちゃんと、休めていますか。――たぶん、ほとんど、休めていないのではないでしょうか。だからこそ、今夜は、あなた自身の“ひと休み”のことを、お話しさせてください。頑張るあなたにも、この夏、ほんの少しの、休みが、必要です。
子どもの夏休みは、親にとっては、休みでは、ありません。むしろ、いつもより、忙しい。ふだんの、子どもが学校に行っているあいだの、あの、ひとりの、ほっとする時間さえ、夏は、消えてしまいます。だから、あなたは、朝から晩まで、気を張りっぱなしで、自分の“オフ”の時間が、まったく、なくなっているのです。これでは、どんなに頑張り屋さんでも、心が、すり減ってしまいます。だから、意識して、ほんの少しだけ、自分のための時間を、つくってあげてください。子どもが昼寝をしている、その十五分。夜、みんなが寝たあとの、静かなひととき。パートナーに、少し子どもを見てもらう、ほんの一時間。――その、わずかな“ひと休み”を、罪悪感なしに、自分に、許してあげてくださいね。
「親が、自分のために休むなんて」と、思わなくて、いいのですよ。飛行機でも、まず、自分が酸素マスクをつけてから、子どもを助ける、と言いますね。あなたが、少し休んで、心に余裕を取り戻すことは、めぐりめぐって、子どもへの、いちばんのやさしさになります。ぴりぴりした親より、少し休んで、にっこり笑える親のほうが、子どもは、ずっと、安心するのですから。頑張りすぎている自分に、そっとブレーキをかけるお話は、節約に疲れた夜に|もう、頑張りすぎなくていいのですよにも、置いておきましたよ。
結びに――夏の終わりに、よく回してきましたね
今夜のあなたに、月詠みの母から、伝えたいことは、たったひとつです。子どもの夏休みで、出費がかさみ、気が休まらないのは、あなたが、この夏を、子どものために、休みなく、よく回してきた証拠なのですよ。あなたのお金は、消えたのではなく、家族の“元気”と“笑顔”に、姿を変えて、ちゃんと、この夏に、残っています。あなたは、何も、しくじってなど、いません。むしろ、じゅうぶんすぎるほど、よく、やっています。
「もっと楽しませなきゃ」の力みは、少し、ゆるめて。子どもの心に本当に残るのは、お金ではなく、笑っているあなたのそばだと、思い出して。そして、なにより、頑張りづめのあなた自身にも、ほんの少しの“ひと休み”を、罪悪感なしに、許してあげてくださいね。
月詠みの母のコラムは、これからも、子どもや家族のために、財布も心も削りながら、気を張りつづけている、お母さん、お父さんのそばに、そっと灯りを置きつづけます。また、季節の入り用が重なって、通帳を見るのが少し重たくなったら、いつでも、ここへ戻ってきてくださいね。何度でも、お伝えします。――にぎやかな夏の裏で、あなたは、ずっと、気を張って、家族を守ってきました。夏の終わりに、どうか、その頑張った自分を、「よく、回してきたね」と、あたたかい気持ちで、包んであげてください。今夜は、ゆっくり、お休みなさいね。
※本記事は占い・風水・古くからの言い伝えを、娯楽の範囲でご紹介するものです。記載の内容は効果や結果を保証するものではありません。宝くじ等の当選を保証するものではなく、ゲン担ぎ・縁起としてお楽しみください。暦(吉日)は流派・暦により差が出る場合があるため、実際の日付は最新の暦でご確認ください。健康・体調に関する判断は専門家にご相談ください。一部にプロモーション(PR)を含みます。

